上田正樹とサウス・トゥ・サウス
67年結成
上田正樹(vo) 有山淳司(vo.g) 堤和美(g) 萩原義郎(g) 藤井裕(b) 井上茂(ds) 宮内良和(key)
上田(キー坊)、堤(クンチョー)、藤井(ユウちゃん)は大阪・京都のディスコ・ナイトクラブ・ダンスホールなどのギグでの交流があった。その後メンバーチェンジ。萩原・井上・宮内が抜け正木五郎(ds) 中西康晴(key)が加入。
このライブでは、さらに、奥田章三(Tp)、赤松二郎(Ts)、上原政君(Tb)、四谷克彦(B.Tb)の4人のホーン・セクションが参加し、強力なバックアップ体制を整えている。
中西さんは最近では井上陽水のバックなどで活躍。バラードなどでみせる過不足のない演奏やアップテンポな曲でのファンキーなリフなど流石と思わせるプロの仕事が聴けます。
このアルバム(1975年9月28日芦屋にあるルナ・ホールでの演奏)でも随所でローズのかっこいいソロ、バッキングを聴かせてくれます。
ホーギー カーマイケルの名曲『我が心のジョージア』では、グルーヴィーかつ抑制の効いたハモンドオルガンによるブルージィーな音が。
60年代後半からのソウル・ミュージックと、有山のラグタイムや戦前ブルーズなど、広くブラックミュージックを、本質を損なうことなく当時の日本にライヴで広めた功績は素晴らしい。
メンバー全員の高い演奏力と、上田の卓越した観客扇動力。また、一部が上田と有山がメインのアコースティックセット・二部がメンバー全員によるファンキーなR&Bというステージ構成で、結成直後から解散まで、日本中を熱狂させた。
ALBUM RELEASE
75/6月 アコースティックセットを抜き出したような「ぼちぼちいこか」
75/12月 ファンキーセット部分のライヴ: この熱い魂を伝えたいんや
by musicshiou | 2008-09-02 12:12